女・27歳
1998.12.05-12:21
2年半前にバセドー病と診断され、日本で治療をしばらく受けた後、今はNYで3ケ月に一回通院しています。TAPAZOLという薬を一日10mg服用しています。発病したのはおそらく子供が1歳になったころで、最初は異国での子育てと仕事の疲れと思っていましたが、久しぶりに日本の実家に里帰りしたところ、私の顔がかわっていたのと、ものすごい汗をかいて水分を異常に取っている様子等で母親にバセドー病じゃないかといわれ、診断を受けたところそのとおりでした。メディカゾールを6錠から始めました。そのような病気の存在も知らなかったので、あのままNYにいたらと思うとぞっとします。
症状はおさまり、今は普通の生活をしていますが、やはりまぶたが腫れぼったく、眼球が出ているのが気になります。顔もきつくなったようで、久しぶりに友達に会うと感じが変わったといわれ、昔の写真を見るとちょっと悲しくなります。やはり目は治らないのでしょうか。また、視力も落ちてきたのですが、病気と関連しているのでしょうか。(ただ、アメリカは間接照明ということ、仕事柄コンピューターを長時間使うことも要因としてあるかと思いますが)ここ3年で1.2から0.5に落ちました。お忙しいところ恐縮ですが、ご意見きかせていただけますと幸いです。
あなたの場合は、時間が経っていますので、もう外眼筋の炎症はないかもしれません。その場合でも、バセドウ病眼症は長い時間が経てば自然によくなることもありますので、気長にいきましょう。バセドウ病眼症については、わたしのHPの次のページを参考にしてください。
●http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/illness/01b01.html
それと、視力の問題ですが、バセドウ病眼症になると、眼球の軸が変化して近視が進む人がいます。眼症の治療が可能かどうかを、現在の主治医に聞いてみられては如何でしょう。何かあれば、いつでもどうぞ。