コミュニケーション > 公開コーナーバセドウ病
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No.194 女・30歳
バセドウ病を発病して約五年になります。当初の病状は病気の発見が遅れた為かなり悪化した状態で数値も高く肝機能障害、心臓疾患を伴った状態でした。メルカゾール6錠と心臓の薬を処方され2ヶ月程で数値も正常になりメルカゾール1錠を毎日服用、1年半続け薬を止めたところ3ヶ月で再発、メルカゾール6錠から始める2年後また薬を止めることを試みましたが、再発現在メルカゾール6錠を服用してます。薬による副作用もなく服用後はすぐに症状は改善されますが、全くやめられない状態です。かかりつけの医師の話では薬で抑制されるのであれば外科的処置等の治療は必要無いのではとの事ですが、このまま一生薬を飲み続けることが最善の治療法なのでしょうか。
また、バセドウ病に伴う他の病気の併発とかはないのでしょうか不安です。現在の体調は風邪をひくことも無く良好です。発病前より体重が10キロ増えました。結婚はしてますが子供はまだです1〜2年は予定してません。仕事をしていますが治療法により休暇が必要であれば短期休暇は可能です。
以上の症状、状態を考慮の上ご意見をお聞かせ下さい。お願い致します。
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Oyaji's reply 抗甲状腺剤をこのまま続けるのが、最善の治療ではないと思います。それは、その医師の考えです。今までに2回再発していますので、まず、大切なのはあなたに他の治療法(手術、放射線治療)について長所、短所をちゃんと説明して、治療法について理解してもらった上であなたに治療法を選択してもらうのが、最善です。患者さんにもいろいろな人がおり、考え方も違います。早く治りたいと思っている人に、いつまでもクスリを投与するのは考えものです。手術や放射線治療は嫌だという人もいます。反対に、一生クスリをのんでも構わないという考えの人もいます。医学的に、その治療法しか選択の余地がない場合は別として、普通は3つの治療法の長所、短所をちゃんと説明して、患者さんに治療法を選択してもらっています。納得して、治療を受けるのと、医師の言うままに治療を受けるのは全く違います。治療法は途中で変更しても良いわけです。最初は、クスリで治りやすいかなと思っていても、なかなか治らない人もいます。その時、もう一度治療法について話し合えば良いわけです。

バセドウ病に併発する病気は、ほとんどが甲状腺ホルモン値の高いときです。眼症はバセドウ病発症の前後1年以内にほとんど出ますので、あなたの場合は特に心配ないと思います。今後は、クスリをちゃんと飲んでいれば問題ありません。

クスリでしっかりコントロールしていますので、妊娠も全く問題ありません。放射線治療を受けた場合は、6ヶ月間の避妊が必要になりますが。何かあれば、いつでもメールをどうぞ。Good luck!!
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