コミュニケーション > 公開コーナー慢性甲状腺炎・甲状腺機能低下症
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No.166 男・40歳
私の子ども(男)なのですが、この7月に30週の未熟児で生まれました。その時の検査で、甲状腺ホルモンが確か1.5の値しかなく生後20日ほどしてからホルモン剤を経口投与されています。その後、ホルモン値は正常となり体重に合わせて増やしていっている状態です。先生のおっしゃることでは、脳からの司令は問題ない様です。元気で、ミルクもたくさん飲んでいます。それから、母親の検査も問題ないとの事です。
現在の子どもの状態は、色々な文献で見る通り、クレチン症の状態で、臍ヘルニア、かすれた泣き声、短い足といった状態です。生後2ヶ月と2週で、体重は2600gです。
この原因を検査するには、3歳ぐらいにならないと出来ないともいわれています。
甲状腺がないのか、機能障害なのか、もっとほかの重大な病気があるのか、精神障害が残るのか、身体未熟が残るのか、このまま一生ホルモン剤を飲み続けなけれはならないのか…とても心配です。
御病院は、このような子どもの甲状腺の病気について専門外かとも思いますが、なにか、情報を教えて頂ければ幸いです。
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Oyaji's reply ある程度大きくなると検査もできるでしょう。そうすれば、甲状腺機能低下症の原因も診断できます。今のところは、甲状腺ホルモン剤を先生の指示通りにちゃんと飲んでおけば大丈夫です。治療を生後すぐ開始しているので、知能障害は残しません。からだの成長も普通の子と一緒です。一生甲状腺ホルモン剤を飲み続けなけれはならないかどうかは、病気によります。甲状腺が生まれつき無ければクスリは一生飲み続けなけれはならないかもしれません。そのために、診断をしっかりするわけです。それについては、わたしのHPの次のページを参考にしてください。
http://www.j-tajiri.or.jp/source/translation/a/08.html
新生児の甲状腺機能低下症のところをお読みください。我が国では、新生児には全員甲状腺機能検査のスクリーニングをしますので、早期に見つかるので心配ありません。また、なにかあればいつでもメールをどうぞ。
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