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突撃!眼症入院レポート!
. Dr.Tajiri's comment . .
. このレポートを書いてくれたのは、愛知県在住のニックネーム「ゆかちん」さんです。
入院したのは東京都の甲状腺眼症の専門眼科病院です。
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皆さま、こんにちは。ゆかちんです。
一ヶ月入院していたら、自分自身も浦島太郎状態です。
まあ、とにかく、さっそくですが、
「突撃!バセドウ眼症入院レポート!」を、送ります。
9月18日土曜日 入院したぞ〜。MRIをとった。
9月19日日曜日 診察。
9月20日月曜日 けんさだけんさだ。
  なんじゃこりゃ〜、っていうぐらい検査があった。
視力検査から始まり、編み目の上を影絵の矢印を動かす検査。視野検査2種類。金魚と水槽の絵を片目ずつ覗きそれを重ねる検査。赤色の縦線の入ったプラスティックの板に見える線を右左判断する検査。顔写真を3枚(左右正面)取った。目の写真(デジカメで、プリントアウトしてカルテに張ってあった)も。瞳を開く目薬を点眼して、土曜日にアレルギー検査した薬(造影剤)を点滴で左腕からいれて、目の中の写真をたくさん。 疲れました。

なんといっても、視野検査。目はまっすぐ一点を見つめていて、光が見えたらブザーを鳴らすのですが、途中で、見えてるんだか、見えてないんだか、自分でも訳が分からなくなってくる??集中力がないんだなあ。

そして、この日の診察で明日からの治療のスケジュールが見えてきました。
9月21日火曜日 パルス療法の治療始まる 〜10月4日(月)まで。
  点滴を一日一本。
球後注射を左右交互に一日一本。

21日はじめての球後注射です。
同室の「カッキー」は今年の2月にやってます。だから、カッキーにいろいろ聞きました。
目の下に注射するんだよ〜〜ん!!って、考えただけで怖いじゃないですか!!
私ってば思いっきり小心なのです。
で、めちゃくちゃどきどきして、点滴と診察の終わったあと、横になって待っていました。

ベッドの通路側を頭にして寝ている、私の頭の上から、先生がのぞき込むようにして、「目は閉じないでね」(なんで〜、針が見えるじゃ〜ん!!パニック!)人差し指をU字に曲げたような針が見える。それを目の下骨の上の柔らかいところに「ちょっとちくっとしますよ」(おお〜針が入る〜)目の裏側に針が入ります。そのあと、液が注入される感覚があって、針が抜かれておしまい。この最初の日はかなり、目に圧迫感を感じました。そして、視点もずれていました。
左から始まって、左右交互に7本ずつ打ちました。
打ったあとの所を、なるべくぎゅっと長い時間押さえておくと、青くならなくて良いみたいです。
いつも、10分は押さえていました。

不思議なことに毎回痛さが違うんです。打ったあと、全然平気でさっさと歩けるときもありましたし、多少視点がずれて、変だなあ、、というときもある。で、頭のてっぺんまでキーン!となってしまったこともあって、そのときは横になっていました。カッキーも同じ事を(日によって、先生によって違うと)言っていました。

点滴はステロイドが入っています。最初の4日間が一番量が多く、4日おきに、量が減っていく。
21日から、10月4日まで、点滴しましたが、自分で思ったほど「満月ちゃん」にはなりませんでした。
それよりも、さいこ〜〜たいへんだったのは「不眠」です。
この21日の点滴から、急に眠れなくなりました。病院だからかとおもいましたが、その日まではちゃんと眠れていたんです。でも、この日からサッパリ。ねむれても1〜2時間。
昼間も眠くならない。
さすがに4〜5日も、睡眠1〜2時間が続くと、5日目ぐらいには5時間ぐらいは眠れます。そういう周期の繰り返しだったと思います。
だんだん量が減っていけば眠れるようになりますよ、と、看護婦さんに言われていましたが、結局退院するまでほぼ不眠状態でした。

あとは最初の2日間からだがかゆくなりました。
それも、看護婦さんにステロイドの量が減れば良くなります、と言われました。が、その前になくなりました。

はじめの一週間で、かすんでいた右目がはっきりと見えるようになりました。
先生にも「目の中がきれいになった」と言われました。
筋肉の炎症が視神経を圧迫して痛めていて、それで、かすんで見えていたんです。
飛び出ていた目も、自分でもびっくりするほど引っ込みました。

私は、その2週間のパルス療法がきちんと効果をあらわしたので、球後注射の最後の日に退院の許可がでました。退院までに、入院の際にやった同じ検査をまた、一通りします。MRIも取りました。
次に診察に行くのは退院10日後の10月15日です。

とりあえず、私が受けた「パルス療法」の個人的な報告でした。
あんなにかすんでいた目が今、また普通に見えるので、とてもうれしいです。
治療は、長くかかっても昼には終わってしまうので、長い長い午後をどうやって過ごすか?が毎日の大きな課題でした。贅沢ですよね〜。本を読んでもいいので、読みました。懸賞のハガキもたくさん出しました〜。

こんな報告ですが、みなさまの役に立つといいなあ〜。
もしも、悩んでいる人がいれば、いつでも、なんでも情報だしますので、なんでも聞いてください。
パンツは何枚持っていったらいいかとかね!!
週間テレビジョンは要らないよ(毎日4社のしんぶんが届きます)。

入院中に、いろんな人と話しておもったことは、このバセドウ眼症って、なにか共通項を結ぼうとしても、なにもないってことです。

私はバセドウ4年目にして、目がパンパンになって入院してパルス療法でしたが、「カッキー」は1年前にバセドウだとわかって、ことしの2月にはパルスをやって、今回は復視の手術です。

そのカッキーと、食堂でお茶していたら、おじさんが一人、隣のテーブルに着いた。
おじさんは、じぶんは20年間バセドウ病で、今は薬を6錠飲んでいて、アイソトープもやったことがあり、今回は去年の手術の1年後の検査入院だと、だ〜だ〜話してどっかへ行きました。去年の手術前には、目がめがねのレンズにくっつくくらいに飛び出ていたそうです。そして、減圧手術と復視の手術をしたそうですが、その時は全然そんな風だったなんて想像もつかないほど、普通の顔でした。
みんなみんな、バセドウの症状も眼症の症状も、ひとそれぞれで、いろんな人の話をきくたびにはてな?マークが増えていきます。
とにかく、今の私は、ここのみなさまの励ましのおかげで病院までたどりつけで、治療してもらえて、とてもとても、ふかく感謝しています。全ての事の成り行きに、感謝せずにいられません。

なにもする事無ければ、やっぱり人間は自分のことを突き詰めてかんがえるんですよ〜、いっくらオバカな私でも、入院中はいろいろと自分のこと、家族のこと、人生のこと、いろいろ思いっきり、突き詰めて考えていました。
で、出た結論としては「感謝」でした。全てに!!
みなさま、今までたくさん励まして頂いてどうもありがとうございました。
本当にこころから、感謝しています。

それでは、長くなりましたが、これで、終わります。
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