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白斑症は普通に見られる皮膚病で、全身的な影響はありませんが、甲状腺機能異常を含むある種の医学的疾患に罹りやすい傾向が高くなることがあります。甲状腺機能亢進症または機能低下症がある患者で、自分あるいは他の家族に白斑症が認められても慌てる必要はありません。次の診察時に、医師に白斑を示せば、おそらくそのサイズを測ることになるでしょう。そうすれば数週間後、あるいは数ヶ月後に再診査をして、その斑が変わらないか、大きさに変化があるかがわかります。
今のところ行うことができる治療では、副作用が起こる可能性があるため、白斑症が広範なものか、審美上問題がある(顔面や手の白斑症のように)場合のみ、治療するようにした方がよいと思われます。
いちばん大事なことは、治療を考えている場合、この記事で述べた様々な治療法に通じており、普通の医師なら来年になって遭遇するかもしれない新しい副作用についてよく知っている皮膚科専門医に相談することです。白斑症は普通に見られるものですが、治療法は誰にでも行えるというわけではありません。その一方で、白斑症で治療を必要とする患者のほとんどで改善をはかることができ、少数ですが完全に治ってしまう患者もいます。
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白斑症について医師や患者のためのもっと詳しい情報をお知りになりたい場合、右記の書籍をご覧ください。
これは医療専門家のための優れた総合的テキストですが、患者にとっても総合的な情報が得られる本であります。 |
Jean-Paul Ortonne, M.D.
David B. Mosher, M.D.
Thomas B. Fitzpatrick, M.D. 共著 |
皮膚科トピックシリーズの
『毛髪と皮膚の白斑症およびその他の色素欠乏疾患』 |
ニューヨークおよびロンドン、Plenum
Medical Book社刊1983年発行 |
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テキサス州タイラーに本部を置く、全国白斑症協会があり、年2回ニュースレターを出しております。
ここから各章に関する情報を貰うこともできますし、各地にサポートグループがあります。 |
全米白斑症協会
テキサスアメリカン銀行ビル
私書箱6337
タイラー,テキサス州75711 |
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