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甲状腺疾患患者がどの程度の頻度で内分泌病専門医の診察を受ける必要があるか予測することは大変難しいのですが、病気が新たに見付かったとか、治療途中、あるいは再発であるとかに関係なく、その病気の活動性によることは確かです。診察を受ける頻度は患者のコンプライアンス(患者が指示に従う確かさ)の程度だけではなく、患者の年齢によっても違ってきます。大ざっぱな目安を挙げてみます。 |
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- 診断をつけるための初診。
- 検査結果を見るために初診から1〜3週間後に第1回目の再診を受ける。
- TSHレベルが正常になるまで6〜8週間毎に受診する。
- 6ヶ月以内に1度受診する。
- その後は1年に1回受診する。
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- 診断をつけるための初診。
- 検査結果を見るため1〜3週間後に1回目の再診を受ける。
- 放射性ヨードを使う場合、医師の診療所、または医療センターの核医学施設、あるいは診断センターのいずれかで治療を受ける。
- 毎月1回(最初の6ヶ月)または甲状腺機能低下症であることがわかるまで、受診する。
- 甲状腺機能低下症になった場合は上記の甲状腺機能低下症の受診の目安に従う。
- 抗甲状腺剤を使う場合、抗甲状腺剤で治療を行っている間は1〜2ヶ月毎に受診する。
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- 診断をつけるための初診。
- 検査結果を見るため1〜3週間後に1回目の再診を受ける。
- 手術を勧められた場合、術後1ヶ月以内に1度受診する。
- 手術をせず、甲状腺ホルモン抑制法を使う場合、最初の3年間は3〜6ヶ月毎に受診し、その後は年1回受診する。
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