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抗甲状腺剤(カナダではプロピルチオウラシル<注釈:日本ではプロパジールまたはチウラジール>とメチマゾール<注釈:日本ではメルカゾール]だけしか使えません>は子供と20〜25歳以下の若年者に必ずといってよいほど使われる薬です。また寛解をもたらすため、あるいは摘除術に先立ってあらゆる年齢の人に使われることがあります。このタイプの治療には2つの大きな欠点があります。 |
- 何ヶ月、あるいは何年にもわたって患者が薬を飲まなければならない。
- 治療を止めると、病気の再燃が起こらない確率は約50%しかない。
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さらにごく少数ですが、副作用の出る人がいます。最終的には、ほとんどの患者が放射性ヨードまたは甲状腺切除のどちらかによる治療を必要とします。甲状腺機能亢進症の症状を抑えるために与えられるもう一つの薬がプロプラノロール<注釈:日本ではインデラール>です。この薬は過剰な甲状腺ホルモンが心臓や血管、神経系に及ぼす影響を遮断するものですが、甲状腺に直接作用するものではありません。 |