3. 特殊な抗体(MPO-ANCA)と関連した血管炎
長く服用している人におこることがある、特殊な副作用です。尿検査で潜血、蛋白反応がでたり、血痰がでたら、医師に相談ください。大変まれな副作用で、チウラジールやプロパジールよりメルカゾールの方がさらにまれです。 |
B. 入院の必要のない副作用
1. かゆみのある発疹(じんましん)
じんましんのようなかゆみのある発疹があちこちに出るもので、薬を始めて2週間前後に多い副作用です。かゆみは薬を飲む前からある場合もありますが、そうでない場合はひとまず薬を止めて翌週に受診してください。あまりひどくなければ薬屋さんでじんましんの薬を買って飲んでみて、治るようなら抗甲状腺薬を続けて飲んでいてください。
2. 筋肉に部分的に強い痛みを感じる
体位を変えた瞬間に筋肉が部分的に強く痛む場合は、急に薬が効いてきた証拠でもありますが、早めに受診してみてください。薬の量を加減する必要があることがあります。
3. 関節痛
薬を飲んでいて関節痛が見られた場合は、ほかの原因によるものかもしれませんが、早めに受診してください。 |
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薬をやめて、再び飲み始めた時に、前回は見られなかった副作用がでることがあります。 |
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脱毛や胃腸障害は大変まれで、大抵はほかのことが原因です。 |
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薬を飲み始めてから太るのは、薬が効いてきて以前よりカロリーが必要なくなったためで、副作用ではありません。 |
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他の薬と一緒に服用しても差し支えありません。 |
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