情報源 > 書籍の翻訳[B]あなたの甲状腺:家庭用医学書第10章
表2
【表2】癌性甲状腺結節と良性甲状腺結節の特徴(病歴と触診)
  結節が癌である可能性が高い場合 結節が良性である可能性が高い場合
病歴
  • 患者が子供または青少年である
  • 男性患者
  • 子供時代に頭部や頚部、胸部のX線治療を受けたことがある
  • 患者に結節の急速な増大をみとめる
  • 患者に声の変化やしゃがれ、あるいは嚥下困難など頚部周辺組織の圧迫があることを窺わせる症状をみとめる
  • 患者が成人である
  • 女性患者
  • 甲状腺が活動し過ぎ、または不活発である症状がある
  • 患者に慢性リンパ球性甲状腺炎や多結節性甲状腺腫などの強い家族歴がある
触診
  • 甲状腺の中に一つだけしこりを触れる
  • しこりがまわりの組織に“固着”(くっついていること)している
  • 近接する頚部リンパ節が肥大している
  • 残りの甲状腺組織は正常である
  • 甲状腺の中に複数のしこりを触れる
  • リンパ節の肥大がみとめられない
  • 残りの甲状腺組織にも異常を触れる(固くなっている、肥大、凸凹など)
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