アイソトープ治療後の炎センサー誤作動

バセドウ病でアイソトープ治療を受けた後、先生か放射線技師から数日間は紫外線感知型炎センサー(火災報知器の一種)が鳴ることがあるという説明を受けると思います。また、アイソトープ治療証明書を手渡されると思います。もし、炎センサーが鳴ったとしても、証明書をみせれば問題はありませんので、ベルが鳴ったとしても慌てないで落ち着いてください。

この炎センサーは、ライターやマッチなどの炎を敏感に感知して、火災を防ぐ目的でショッピングセンター、スーパーマーケット、デパート、銀行、映画館、空港、JRの駅、新幹線などのトイレに設置されています。

実は、この炎センサーの原理はガイガー・ミューラー管と同じなのです。すなわち、放射性ヨードから出るガンマ線を感知しているわけです。

バセドウ病でアイソトープ治療を受けられた方は、この事実を知っておいてください。また、アイソトープ治療証明書を医療機関から発行してもらってください。この証明書は、甲状腺学会ホームページからダウンロードできるようになっています。