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No.124	男・34歳
はじめまして。早速ですが私の症状経過を述べますと、5〜7月の3ヶ月間で、体重が10kg減少し、当初は「仕事が忙しく不規則な生活環境でかつ、過労から体重減少になったんだろう」と思っていたのですが、最近になって左手のしびれ、動悸、めまい、疲れが取れない、食欲不振等の症状が続いたため、総合病院で受診し、一通りの検査を受けたところ、FT3＝5.1、FT4＝正常値、TSH＝0.05で、甲状腺機能亢進症の疑い有りと診断されました。また、甲状腺機能以外の検査については、問題なしということです。眼球の突出、首の腫れ等はみられません。処方としてメルカゾールを6錠4週間服用し様子をみるとのことですが、担当医が専門医ではないので不安です。この状況から察するに、わたしは甲状腺機能亢進症(バセドウ病)なのでしょうか？また、症状の程度についても、どうなのでしょうか？
	甲状腺機能亢進症の診断は間違いありません。甲状腺機能亢進症の8〜9割はバセドウ病ですが、バセドウ病以外の原因もあります。あなたの場合、特に、鑑別を要するのは無痛性甲状腺炎です。これには、甲状腺シンチ検査で摂取率をみれば、100%鑑別可能です。あとは、バセドウ病にしか出ないTSH受容体抗体が陽性かどうかです。この2つの検査はされたでしょうか？甲状腺シンチ検査はどこでもできるわけではありませんが、TSH受容体抗体は血液でどこでも調べられます。ただ、わたしの経験では無痛性甲状腺炎だと症状がもっと軽いです。バセドウ病としても、FT3のみが少し高いだけですので、病気の程度としては軽いです。どちらにしても、無痛性甲状腺炎は1〜2ヶ月で落ち着いてきますので、経過を見ていると分かります。わたしの印象を申しますと、軽症のバセドウ病と思います。また、なにかあれば、メールをどうぞ。無痛性甲状腺炎についてはわたしのHPの次のページを参考にしてください。 ●http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/illness/03.html

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