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No.197 | 女・31歳 |
はじめまして、患者の夫の阿部清一と申します。 ただいま家内は、バセドウ病と診断されて入院治療を行っていますが、最初の入院のきっかけが、両足内ももの痛み(ほとんど立てないほどの激痛)によるものだったのです。 当初は外科的な疾患だろうと診察していたのですが、まったく原因が解らず色々な医者を尋ねた挙句、バセドウ病が発見されたのです。 そこで質問ですが、甲状腺の病気からの両足の痛みなどはあるのでしょうか? 現在診てもらっている医者にもそう言うことは聞いたことがないといわれました。 先生のご意見をお聞かせ願えませんでしょうか。 |
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普通、バセドウ病の場合は筋肉の力が落ちる症状が多いのです。しかし、米国の教科書を読みますと時々、滑液包[嚢]炎を起こすことがあると記載されています。これは炎症ですので、これを起こした部位には痛みが出ます。奥さんの場合は、股関節の滑液包[嚢]炎を起こして、大腿部まで痛かったのかもしれません。滑液包とは関節の潤滑油の働きをするもので、関節を取り囲んでいます。実際、わたしもそのような症状の人は見たことはありません。 何かあれば、いつでもメールをどうぞ。 |
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