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No.207 | 男・46歳 |
HP拝見いたしました。たいへん参考になりました。 バセドー病と診断されて、1月25日よりメルカゾールを服用中ですが、最近になって、無痛性甲状腺炎の可能性も残っていることがわかりました。 貴HPにて、「カラードップラー」という検査によって区別ができるということを知ったのですが、北海道の病院で、その設備と技術を持っているところをご存じないでしょうか。 どうかよろしくお願いいたします。 |
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確かに、バセドウ病と無痛性甲状腺炎の鑑別には、カラードップラーは有用です。しかし、症例を重ねるにつれて、軽症例では鑑別は難しいですね。やはり、従来通り123-I(ヨード)による摂取率が一番良い鑑別法です。これですと100%鑑別できます。しかし、これは大学病院のような大きな病院でしかできません。 無痛性甲状腺炎は、わたしのHPをご覧になってお分かりと思いますが、特徴的な経過を辿ります。甲状腺ホルモンが高いのは1〜2ヶ月ですので、経過を見ていれば、自ずと分かりますよ。しばらく、経過をみるというのも一法です。無痛性甲状腺炎なら、2〜3ヶ月して甲状腺ホルモンが低下してきますので、クスリを中止できます。何かあれば、いつでもメールをどうぞ。Good luck!! |
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