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この手術はあまり多く行われません。それはこのような限局的なアプローチがで きるような病気はあまり多くないからです。さらに、この手術を選択するには、
良性の病変部の位置が葉の上部か下部にうまく収まっていなければなりません。 このような一例を甲状腺機能亢進症の治療の頁に示しております。 |
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これは通常の場合、甲状腺に行う“いちばん小さな”手術となります。この手術は癌の心配があるか、細針生検ではっきりしない孤立性の目立った結節に対して行われます。また、濾胞腺腫や孤立性のホットまたはコールド結節、および片方の葉に限局している甲状腺腫(あまり多くありません)にも適当な方法です。 |
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これは単に、甲状腺の葉と峡部(2つの葉をつないでいる部分)を取り除くことを意味します。これは単純な葉切除よりも取り除く甲状腺組織の量が多くなり、“病変部”を確実に取り除くのに、より広範囲の周辺組織を含む必要がある場合に行われます。適当な適応症としては、ヒュルトレ細胞腫だけでなく甲状腺葉切除術のもとで行われる場合やある種の非常に小さな、あまりたちの悪くない甲状腺癌などがあります。 |
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名前が示す通り、この手術は“病変”がある側の葉全部と峡部、そして反対側の葉の大部分を取ってしまうものです。この手術は通常、小さなあまりたちの悪くない甲状腺癌に対して行われます。また、頚部や胸腔内にまで広がって問題を起こしている甲状腺腫に対しても普通に行われる手術です(胸骨下甲状腺腫)。 |
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この手術は甲状腺をすべて取ってしまうものです。これは若い患者に生じた甲状腺癌で、小さくなく、たちのよくない甲状腺癌すべてに対して選ばれる手術です。
多くの(ほとんどの?)外科医は、タイプの如何にかかわらず、すべての甲状腺癌に対し、甲状腺の完全な除去を好んで行います。 |