甲状腺ホルモン錠はその用量によって色分けされています。TSH抑制が目的であるか、他の病気に罹っていない限り、用量は普通体重により定められます。下に、挙げたのは一般的なガイドラインのみで、成人での体重1キロあたり毎日おおよそ1.6マイクログラムの甲状腺ホルモン剤が必要として計算してあります。65歳以降は、投与量が約10%減ると予測されます。エルトロキシンはカナダでのみ販売されています。レボキシルとレボトロイドはアメリカのみで販売されています。この表に挙げた用量はすべての銘柄の甲状腺ホルモン剤にあてはまるわけではなく、一般的なガイドラインのみであることにご留意ください。 |
色 |
用 量 |
銘 柄 |
体重範囲 |
オレンジ |
25 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
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16〜23kg |
白 |
50 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
エルトロキシン |
24〜39kg |
バイオレット |
75 |
シントロイド |
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40〜51kg |
紫 |
75 |
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レボキシル |
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40〜51kg |
グレー |
75 |
シントロイド |
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40〜51kg |
オリーブ |
88 |
シントロイド |
レボキシル |
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52〜59kg |
薄緑 |
88 |
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レボトロイド |
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52〜59kg |
黄色 |
100 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
エルトロキシン |
60〜66kg |
ローズ |
112 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
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67〜74kg |
茶色 |
125 |
シントロイド |
レボキシル |
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75〜86kg |
紫 |
25 |
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レボトロイド |
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75〜86kg |
ダークブルー |
137 |
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レボキシル |
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82〜91kg |
青 |
137 |
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レボトロイド |
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82〜91kg |
ライトブルー |
150 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
エルトロキシン |
87〜101kg |
ライラック |
175 |
シントロイド |
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特殊な症例用 |
トルコ石色 |
175 |
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レボキシル |
レボトロイド |
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特殊な症例用 |
ピンク |
200 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
エルトロキシン |
特殊な症例用 |
グリーン |
300 |
シントロイド |
レボキシル |
レボトロイド |
エルトロキシン |
特殊な症例用 |
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出典:
1.“甲状腺機能低下症の謎を解く”医師のための参考書、クノール製薬株式会社、1995年
2. レボキシル処方のための情報、Daniels製薬株式会社、1994年
3. レボトロイド処方のための情報、Forest製薬株式会社、1995年
4. エルトロキシン処方のための情報、Glaxo Wellcome株式会社、1995年 |