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表4
【表4】新たに診断されたバセドウ病患者の治療選択に関連した因子
因 子 抗甲状腺剤 放射性ヨード治療
症状が取れるのに要する時間 90%では2〜4週間 70%では4〜8週間
治療後の再発 60〜70% 5〜20%a
甲状腺機能低下症の可能性 治療15年後に10〜15% 治療後、最初の2年に10〜30%;その後は年5%ずつ増えるa
副作用の可能性b 5%で軽い副作用
重大な副作用は1%以下
1%以下
妊娠、授乳中 漸減法でプロピルチオウラシル 禁忌
妊娠を計画している場合 漸減法でプロピルチオウラシル 治療後、少なくとも4ヶ月間は避妊
重症の甲状腺眼症の存在 副作用なし 特に喫煙者では悪化する可能性がある;副腎皮質ホルモン剤で眼症の悪化を予防できる可能性あり
非常に大きな甲状腺腫 再発の可能性が高い 再発を防ぐために多目の投与量を要す
子供 通常、長期間の治療を要す 理論的には甲状腺癌の危険性がある
頻回の甲状腺機能検査の必要性(例えば、もし患者が海外に出張する場合) 「ブロック−補充」療法は長期間、甲状腺ホルモンを正常に保つことが可能である 治療一年以内は、甲状腺機能が変動するので頻回の甲状腺機能検査を必要とする
日常生活での制限 なし 治療後、医師の指示した期間(普通、2〜3日)、子供や妊婦との接触は避けるべきであるc
a リスクは投与した量に依存する。
b 他の副作用は【表2】に示している。
c 期間は投与した量によって変わってくる。
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