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表3
【表5】PTUによる肝障害の推奨される管理のまとめ
1 肝機能検査ではどの患者がPTUによる肝障害を起こすか予測することはできないが、PTUを投与する前に肝機能を調べておくことは、PTUによる治療中に肝障害が出現したときにPTUを中止するかどうかを判断する助けになる。
2 PTUによる治療中に肝障害が出現したときには、PTUは直ちに中止すると同時に、肝機能障害を引き起こす他の原因の検索も必要である。
3 PTUを中止したにもかかわらず、肝不全が進行することがあるので、PTUによる肝障害を疑っている患者は慎重な経過観察が必要である。
4 早急に肝移植の必要性を判断することは、予後を決める上で重要である。
5 PTUによる肝障害患者の甲状腺機能は、臨床症状とフリーT4値から解釈すべきである。
6 経口ヨード剤を投与してから即座に放射性ヨード治療を行うことは、甲状腺機能の悪化を緩和する可能性がある。
7 PTUによる肝障害は自己免疫疫機序で起こっている可能性があるので、肝障害が回復した後でさえ、PTUは再投与すべきではない。
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