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047 | 母乳におよぼす影響 |
安田 男・32歳 1999.07.21-13:02 |
教えて頂きたい事があるのですが。私の妻は2年前に甲状腺癌で甲状腺のすべてをとりました。 そして今は甲状腺ホルモン剤とビタミンDを毎日服用しているのですが、5月に子供が産まれ、かかりつけの先生に「母乳をあげてもだいじょうかどうか」聞いたのですが、「ビタミンDは骨を硬くする作用があるから控えた方が良い」と言われました。 ただ気がかりなのは、絶対ダメと言う感じではなかったそうで、もし何か子供に母乳をあげてもあまり悪影響がないような方法があれば、教えて頂きたいのですが、どうかよろしくお願いします。 |
安田さんへ ビタミンDの母乳への移行率。 | |
甲状腺ホルモンは、母乳中に出ませんので問題ありませんが、ビタミンDは母親の投与量の1/20が母乳中に出ると記載してあります。しかし、これは動物実験の結果です。多分、人間もそれくらいが母乳中に出る考えられます。 甲状腺全摘術後の副甲状腺機能低下症による低カルシウム血症に対して、ビタミンDを飲んでおられるので、止めるわけにはいきませんね。赤ちゃんは、成人と比べますと薬物の代謝が早いので、ビタミンDを飲みながら、授乳をしても特に問題はないと思います。 わたしの場合は、奥さんと同じような人に対しては、ビタミンDを服用しながら、授乳してもらっています。 ご心配なら、赤ちゃんの血中カルシウムを時々調べてもらうと安心ですね。ビタミンDが効きすぎれば、血中カルシウムが増加しますので。それが、一番の副作用でしょうね。 主治医の先生と、よくご相談ください。ところで、奥さんは、どういうビタミンDを一日どれくらい飲んでおられるのですか? |
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