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058 | ご返事ありがとうございました。 |
中谷和也 男・33歳 1999.09.11-22:42 |
田尻先生、ご回答ありがとうございました。 もう一つ聞きたいのですが、乳頭癌からの骨の転移はほとんどないと聞いていますが、嫁さんの場合は、転移している確率が高いのでしょうか? また、肺転移より予後は良くないと書いていましたが、生存率はどのくらいなのでしょうかまた、完治するのでしょうか? 半年前に、骨、肺に転移がなかったのですが、今なら早期発見になるのでしょうか? よろしくお願いします。 |
中谷さんへ 骨への転移? | |
一般的には、乳頭癌は頸部リンパ節に転移しやすく、骨への遠隔転移は少ないと言われていますが、稀には遠隔転移しますね。奥さんの場合はどうかということは、わたしには分かりません。検査をすれば、自ずと分かると思います。 神戸の隈病院の乳頭癌の手術成績は、遠隔転移がある場合(骨と肺にかかわらず)、10年生存率は60%と記載されていますね。骨の転移はそれより低いわけですね。 また、以下のわたしのHPのページでの記載では、次のように書いてありますね。『遠隔転移が見つかってからの10年生存率は、約40%である。どこに転移しているかということ(肺か骨)が予後に影響を及ぼす。骨転移患者での予後の悪さは、転移巣の大きさと関係する』 ●http://www.j-tajiri.or.jp/source/treatise/010/index.html アイソトープ治療での完治率は以下のように記載されています。『治療で完全に治るのは、遠隔転移部に放射性ヨード(131-I)を取り込む患者の45%である。特に、若い患者や肺転移の小さい症例で効き易い』と。骨はこれより低いと考えられます。 >半年前に、骨、肺に転移がなかったのですが、今なら早期発見になるのでしょうか 早期発見と言えるでしょうね。 なにはともあれ、診断が付いてから、主治医の先生に詳しく聞いてください。わたしは、実際に診ていませんので、一般的なことしか言えませんので。 |
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