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No.170 | 女・28歳 |
先日、橋本病と診断されました。先生は「若いからすぐ直るでしょう」との事で薬は投与されませんでした。 でも、1日に何回か動悸がして、息苦しくなり、最近 肋間の辺が痛いのですが、この症状も橋本病のせいなのでしょうか? 甲状腺は前に比べて少し小さくなったような気がします。 あと、非常に首、肩がこるようになったのですが…。 宜しくお願いします。 |
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橋本病(慢性甲状腺炎)と診断されたわけですね。「若いからすぐ直るでしょう」という先生の説明には少し首を傾げてしまいます。あなたには、ショックかもしれませんが橋本病(慢性甲状腺炎)という病気はこれから先ずっと持っていきます。この病気は想像以上に多いのですが、治療が必要な人は一部だけです。橋本病(慢性甲状腺炎)で治療を必要とする場合は基本的には次の2つです。
ひとつ特殊な場合として、甲状腺の組織が一時的に破壊されて、甲状腺ホルモンが血中に漏れでて甲状腺ホルモンが高くなり、その後、甲状腺の組織が修復されるまでは甲状腺ホルモンが低下し、4〜6ヶ月で元に戻る病気があります。これを、無痛性甲状腺炎といいます。最初、動悸がしていたのは甲状腺ホルモンが高い時期で、最近は甲状腺機能低下症になっているのかもしれません。甲状腺機能低下症では首、肩がこることがあります。しかし、無痛性甲状腺炎は自然に治るので治療の必要はありません。先生に甲状腺ホルモン値(FT4,FT3)とTSH
値(甲状腺刺激ホルモン)を聞かれてください。そうすれば、あなたの今の甲状腺のはたらきが分かります。その機能状態が分かれば、今の症状と関係があるかどうかも分かります。慢性甲状腺炎については、わたしのHPの次のページを参考にしてください。 |
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