最近、離れて暮らしている母親(63歳)に甲状腺腫が見つかりました。
ここからは本人から聞いた話なので要領を得ないのですが状況を書いてみます。
当初、エコー検査で腫瘍が見つかり、次いで細胞を取って検査したそうです。
エコーの際に小指の第一関節、親指の第一関節程度の大きさの物がそれぞれ1個、後は細かい物が無数にあり、細胞を採取する際には腫瘍がとても硬いといわれたそうです。
担当医から検査の結果を「腫瘍のレベルは1から5までありますが、あなたの場合は3に相当します。癌ではないですが薬で治療してみましょう。」と言われたそうです。
この状況からどんな事が考えられますか？
本当に要領を得ないで申しわけ在りませんが宜しくお願いいたします。
●http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/illness/07.html
●http://www.j-tajiri.or.jp/source/translation/a/11.html
●http://www.j-tajiri.or.jp/source/treatise/003/index.html
『腫瘍のレベルは1から5までありますが、あなたの場合は3に相当します』と言われたようですが、これは癌(黒)でもない良性(白)でもない灰色のものです。この場合は普通は手術を勧めるか、再度、細胞診を試みます。白黒(悪性か良性)をはっきりさせるためです。細胞診は何回しても安全です。それで、いつも灰色なら手術した方が安全です。灰色の20〜30%に濾胞癌があるためです。乳頭癌は細胞診で診断ができます。幸いなことに、日本では約9割が乳頭癌です。濾胞癌は数%です。濾胞癌は細胞診で診断することは今のところ不可能です。だから、灰色のときは手術を勧めるわけです。ただ、一度甲状腺専門医に診てもらう方が安心です。お母様の住んでいらっしゃるのはどこですか？わたしのHPの各地の専門医のページを参考にしてください。
また、詳しいことが分かったらメールをどうぞ。