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059 | 99mテクネシウムシンチの結果 |
あまり 女・34歳 1999.04.07-18:00 |
こんにちは。 先日受けた99m-Tcシンチグラムの結果と、TSHレセプター抗体(TSAb)の結果が出ました。 まず99m-Tcですが、20分後の摂取率が1.38%で正常範囲内、シンチグラムでもそれほど濃く取り込まれていませんでした。正常のようです。ちゃんと蝶の形をしていました!唾液腺がうつっていたのですが、バセドウ病の場合テクネシウムはほとんど甲状腺に取り込まれて唾液腺には取り込みがほとんどないのだとか。 TSAbのほうは、139%でまたしても陰性だそうです。 一体どうして甲状腺機能が亢進しているのか… 主治医の先生はバセドウ病と、破壊性中毒症という2つの可能性をおっしゃっていました。しかし、破壊性中毒症ならばシンチではもっと取り込みがないはずで「非常に診断が難しいですねー」なーんて言われてしまいました。 取りあえず、破壊性中毒症ならば数ヶ月でFT4値は下がってくるはずで、またもや経過観察になりました。 手の震えと、少々脈が速いようなので、ベータ遮断薬のソラシロール錠10mgが出ています。 橋本病で破壊性亢進があるそうですが、破壊性中毒症というのはそれと関係ありますか? 腫瘍によって甲状腺機能亢進が引き起こされることがあるそうですが、私にその可能性はありますか? どうして亢進が起こっているのかがわからないとすっきりしません。病院に行くたび採血ばっかり…採っても採っても亢進の理由はわからないし…採血は好きですけどね。針が刺さって血がぴゅーっと出るのを見るのはわりと気持ちいいのです。男性のかたは刺される時目をそむけたりしていますがやはり血がこわいのかな。 |
あまりさんへ | |
99m-Tcシンチグラムの結果(少なくとも摂取率が抑制されていない)と今までの経過から、軽いバセドウ病と考えるのが妥当ですね。抗体陰性のバセドウ病は1割います。99m-Tcシンチグラムの摂取率が正常なバセドウ病も希にいます。 破壊性中毒症というのが、橋本病(慢性甲状腺炎)の破壊性亢進症と同じものです。普通、無痛性甲状腺炎といいます。無痛性甲状腺炎については、わたしのHPの次のページを参考にしてください。 ●http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/illness/03.html 99m-Tcシンチグラムから、腫瘍が甲状腺ホルモンを作っていることは完全に否定されます。腫瘍が甲状腺ホルモンを作っていれば、ホット結節がみられますので。これを機能性甲状腺結節と言います。機能性甲状腺結節については、わたしのHPの次のページを参考にしてください。 ●http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/illness/09.html 今のところ、ベータ遮断剤で経過をみるのが、一番良い方法ですね。病気は、多分軽症のバセドウ病だと思いますが。 また、何か分かったら教えてください。 P.S:採血が好きな人は珍しいですね。わしなんかも、採血、嫌い。 |
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