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平成11年7月から平成13年5月までに当院を訪れた機能性甲状腺結節患者16例を対象としました。甲状腺機能検査は【表1】の如くで、全例血清TSHが抑制されていました。画像診断は15例で99m-Tcシンチ、1例で123-Iシンチにて行いました。超音波を行い、単発性結節か多発性結節かを確認した。一部の症例では、甲状機能が正常になって、穿刺吸引細胞診を行い、すべて良性でした。
内訳は単発性機能結節(STN: single toxic thyroid nodule)11例と中毒性多結節性甲状腺腫(TMNG:
toxic multinodular goiter)5例です。放射性ヨードは検定日最高量の13.3mCiを投与しました。血清TSHが正常値になるまで3〜4ヶ月間隔で投与しました。詳細は以下に記します。 |
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- 対象11例
- 男:女=1:10
- 年令67.4歳(46〜92歳)
- 以前の治療6例でメルカゾール使用
- 治療回数1.7回(1〜4回)
- 総投与量26.6mCi(13〜55.2mCi)
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- 対象5例
- 男:女=1:4
- 年令59.4歳(38〜82歳)
- 以前の治療3例でメルカゾール使用
- 治療回数2.8回(1〜6回)
- 総投与量43.0mCi(15.5〜95.5mCi)
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